

“ As a small child, I used to go to a clinic when I had a fever. My doctor, a white-haired man, was always smiling in a white coat. His armed chair and my round chair were both covered with white fabric. Oddly, these chairs made me feel comfortable and nervous at the same time. I tried to design the personality of each interior decoration element by reviving and visualizing the visitors’ old memories,” he says regarding the concept of this project.

The design industry has a mission to continue creating a new design. He successfully contributed to lead the new way by winning the award.


本年度JCDデザインアワード新人賞に輝いた今津康夫氏(一級建築士事務所ninkipen!)デザインの竹村歯科。診療チェアの間に立てたられた間仕切りは、ガードレールに白い布を被せて作られている。その白い間仕切りが連続した空間の中で、白衣を着たドクターが日常的に振る舞うという設定である。壁面に使われた突板(メトロポリタン楢)の白い線も、木と白の配色を見事に繋げている。
“幼い頃、熱が出ると通う診療所には、白髪のドクターが白衣を着て笑っていた。彼の座っている肘掛け付きの事務椅子とボクの座る丸椅子は、白い布カバーで被われていて、そこには不思議な安心感と緊張感が漂っていた。訪れる人の記憶に踏み込み、可視化させることで、それぞれのpersonalityをデザインしようと試みている。”彼はこのプロジェクトのコンセプトをこう語る。
今までのデザインが色や形で表現され,単に可視可能なる3次元のデザインだとすると、人の心を動かし、それだけではなく,"記憶"という時間軸をも巻き込んで組み立てらてたこのプロジェクトは、まさに新たな”次元”を加えたデザインといえるのではないだろうか。常に新しいものを作り続けるという使命をもつデザイン界。今回の入賞は、その世界に新たなる一石を投じる彼の偉業である。
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